曇り空

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何かが欠如してるのかもね。その何かが無くても、こうしてあたしはちゃんと生きているんだし、構わないけれど。 そんな事を考えた瞬間、この時間に句切を付けるチャイムが鳴り響いた。その瞬間、周りが立ち上がり次の時間の準備を始める。 次は体育みたい。 仕方なくあたしも立ち上がる。でも、その瞬間、我慢が出来なくなった。この空間に居るのが嫌になった。今すぐ此処を飛び出したい衝動に駆られた。 あたしはその衝動に忠実に、教室を飛び出した。正確には、ゆっくりのんびり歩いて教室を後にしたのだが。 出たのはいいけれど、何処に行こうか迷う。特別教室なんかも、誰かかれかは居るだろうし。
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