~序章:それぞれの在り方(Side.N)~

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彼女は河城にとりという   他の河童たちとは少し変わった考えの彼女は、里に親しい友と呼べる人はいなかった 仲間がいないわけじゃない、里には大勢の仲間がいる   それでも、彼女に友達はいなかった ゆえに、彼女はひとりで、里の中心からも離れた場所で住んでいた   彼女は一人だった…
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