†俺同士.僕同士†

3/6
前へ
/10ページ
次へ
─山本武─ 俺は獄寺隼人を好きになった。 そいつは男で 俺も男。 俺はそいつに嫌われている。 いつもすごい目で睨まれて すごい言葉で突き放される。 けどそれでも 俺はそいつが好きなのな。 どれだけ嫌われていても 俺を見てくれてなくても 少しでも俺が お前の中に居るなら その存在を大きくしたい。 例えそれが 「好き」とは 違ったとしても。 そのために 俺はそいつに告白する。 これで 忘れたくても 忘れられない存在に なれると信じて。 それはお前にとって たったの1コマだとしても。 今日はお前の1コマ 俺の1ページの 思い出の日にすんのな。  
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

137人が本棚に入れています
本棚に追加