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「じゃあ、私からも…いい?」
「あ、あぁ…」
そんなことを言いながら香織は少し離れこちらに向き直った。
そして両手に口を当て一呼吸した瞬間
「私もずっとずっと前から結城君のことが好きでした!!だから結城君からの告白凄い嬉しかったよ!!こんな私でよければ彼女にしてください!!」
頬を赤く染めながらも、太陽のように眩しい笑顔を向けながらこちらを見つめる香織。
俺はもう何も言わずに香織の方へ走り、そして抱きしめた。
「ふぇ?//ゆ…結城君!?//」
いきなり抱きしめられたからか、香織は上手く頭が回らなかった。
「…だな」
「えっ?」
「だから、俺と付き合ってくれるんだな?」
すると香織は俺に抱き着いたまま
「うん!!よろしくね結城君♪」
彼女は今日一番の笑顔でそう答えてくれた。
そして俺と香織は手を繋ぎながら校舎へと入った。
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