ついにその時が…

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ついに奥さんは処置室へと向かって行った!その後ろ姿は何故かたくましさを感じた! 処置室にはいり、どのくらいたったか覚えてないが病室の外を見ると落雷と共に雪が降ってきていた。 その光景を見て俺は寂しさを感じなかった。なぜか自分の気持ちが強くなってきてた。 しばらくして看護婦さんが俺がいる病室に入って来て『棺みたいな物を用意してください』との事だった その時、奥さんの兄さんが棺を持ってきた。 どうやら前日に聞いてたみたいです。 その棺は凄く立派で看護婦さんがビックリして『こんなに立派じゃなくても』って言うぐらいでした。 『これでいいんですと』と答える兄さんに俺は心で 『ありがとう』と言っていました。 奥さんが病室に戻って来て看護婦さんから火葬の話や市役所に行って火葬の為の書類やらを貰って来て欲しいとの事だったので、兄さんが貰いに行ってくれました。
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