━悪魔の住む村━

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☆11 信ちゃんの連絡先を聞いた ---------------------- 「うんうん…わかった、ありがとう。直ぐかけてみるよ。」 連絡先の電話番号を聞いたあと、妹に軽く礼を言い通話を切る。 久しぶりに信ちゃん…… いやいや、わたしも年だ。78にもなってまだ子供の頃の呼び方をするのは失礼だな。 久しぶりに……信治…さん(やはり慣れない)の声を聞く。始めになんて言おうか…。 う~ん、なんとなく照れ臭い。 : : そんな事をしばらく考え、電話をかける事に躊躇(ちゅうちょ)していると運転手が、 「お客さん、電話かげるんだば早ぐした方がいいですよ。もう少し先さ行ったら電波が通じなぐなるんで…。」 おっとそうか! ここはすでにかなりの山奥。電波が届かなくなるのは時間の問題である。 昔の思い出に浸っている場合ではなさそうだ。 : ピッポッパッピッピッ… プルルルル…プルルルル…プルルルル… : : わたしは妹から教えてもらった電波番号にかけてみた。 ★13に進んで下さい。 .
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