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大剣は見事ガルムを貫いた!
『ガアァァァ!!!』
激しい断末魔と共に、ガルムは消滅していく…。
「魔物など…所詮この程度か」
大剣を鞘に納めながら呟いた。
『ク…ククク…グアハハハハハ!!!!』
ガルムの断末魔が、突如狂気に満ちた笑いと変化した─。
「なにが可笑しい…?」
消滅しかけているガルムに振り向く少年。
『トキハ ジュクシタ…コノヨカラ ニンゲンガ マッショウサレルノモ…ジカンノ モンダイ…』
「なんだと…!?」
少年の表情が瞬間、厳しいものに─。
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