3人が本棚に入れています
本棚に追加
上手く書けるわけでもない
実際、何を書いているのかも
自分では分からないものを
ひたすら書いている。
小さい子には
当たり前の行為だ。
『お母さん見てぇー!!』
出来上がると一斉に
お母さんに見せに行く。
『のんもゆうも、上手に書けたねぇ!2人は何を書いたの?』
決して、お世辞でも
『上手い』とは言えないものを
お母さんは『上手い』と
言ってくれることに
満足感を得る私たち。
『ゆえねぇ~お母さん書いたんだよぉ~上手?』
『ゆうはお母さん書いてくれたの?嬉しいなぁ』
『のぞみも、お母さん書いたんだよ!!』
『のんもお母さん書いてくれたの?2人共、上手に書いてくれて、お母さん嬉しいなぁ。ありがとう』
決して上手じゃない絵を、お母さんはとても笑顔で褒めてくれる。それが嬉しくて、次から次へと時間を忘れるくらい絵を書き続けた。
最初のコメントを投稿しよう!