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『のん、ゆう、今度は誰を書いてるの?』
家の中を終わらせたお母さんは、絵を描いてる私たちの傍に座って、2人の絵を見ていた。
『ゆえ、お母さん!』
『のぞみ、お母さん!』
さっきも描いてたはずなのに、また、褒められたいがために、必死にお母さんの絵を描く2人たち。
『また、お母さん描いてくれてるの?』
ふふっと笑うお母さん
『ゆえね、おひめさまになったお母さん描いてるの』
『そう。ゆうは、おひめさまになったお母さん描いてくれてるのね』
『のぞみね、お家で頑張ってるお母さん描いてるの』
『そう。のんはお家で頑張ってる、お母さんを描いてるのね』
必死に描いてる私たちを見て、また、ふふっと笑う
『のん、ゆう?お母さんをいっぱい描いてくれるのは嬉しいんだけど、お父さんの絵とか、おばちゃんの絵とか描いたら、きっと喜んでくれるだろうなぁ』
2人共、褒められたいがために描いていた絵だから、『よろこぶ』っという言葉を聞くと、反応する
『「じゃあ、お母さん描いたら、お父さんとばあちゃん描く!!」』
また、ふふっとお母さんは笑い『じゃあ頑張ってね』っと言い残し、キッチンに向かい、晩ご飯の支度をし始めた。
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