守りたい

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『俺は…こいつ泣かせない… お前みたいに…突然こいつの前から居なくなったりしない…』 『俺が…俺がこいつ幸せにする… だから… こいつ俺に下さい…』 達也はお墓に深々と頭を下げた… 菜々子は彼のお墓に話し掛けた… 『私…一歩前に進んでみるね… 未来を見つめてみる…』 達也の顔をみて…また彼のお墓を見つめた… 『私…達也の手を取るわ… 達也と未来歩んで見るわ… そして2人で…あなたの分まで…生きる…』 達也は菜々子を見つめて 菜々子の手を取りキュッと握りしめた… 『約束するよ…こいつの手離さない… 幸せにする…』 2人で見つめ合い 彼のお墓に頭を下げて… 彼のお墓を後にした… 振り向かず歩く2人に… 《達也…菜々子を頼んだよ…》 彼の声が穏やかな風の中で聞こえた… さっきまで降っていた雨はいつの間にか上がり… 綺麗な七色の虹が 青い空に架かっていた… …end…  
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