感動する話

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・・・続き。 61 :04/07/27 05:37 すいません。今まで泣いてました… 厚かましいけど、書かせてくれ。お願いします、書かせて下さい… 最近はずっと起きてる。なるべく寝ないようにしてる。 寝ても二、三時間くらい。 後、俺の家族に残された一ヶ月って時間を、出来るだけ記憶に留めておきたかったんだ。寝てしまうその時間すらも惜しいんだよ。 俺に何か出来ないか、俺に何か出来ないか、そればっか考えてる。 残念な事に、俺には何も出来ないんだよ。病気の進行は容赦ない。 母さんをすぐに蝕んでいくんだ。薬の副作用で母さんの顔がむくんで、髪がボロボロ抜け落ちていった時に、 「アハハ、お母さんブサイクになっちゃったわねぇ~!!」 って、母さんは元気いっぱいに俺に言ったんだ。 俺が病室を出ると、母さんの泣き声が漏れてきた。 俺は病院の廊下で恥ずかしながら泣いたよ。 俺の前では元気いっぱいに振舞っていたのは 親心なんだって気付いたよ。母さん、俺バカでごめん。 だから、俺が出来る事って稚拙だけど、母さんの好きな芋ようかんを買っていってやったんだよ。俺はたまに買って行ってやるんだ。 母さんが病気になる前から、給料入ったらお土産で買ってくのね。 はしゃいで、顔をくしゃくしゃにして喜んで…食べながら泣いて… 日常ってとても素晴らしいものだね。些細なことでもキラキラしている。 芋ようかんですら愛しくて、ありがたくて、 涙が出てしまうくらいのものだよ。 俺はきっとこれから、いつもの芋ようかんを買う和菓子屋を通る度に その日常を思い出して、泣いて、「ありがとう」って感謝するんだろうね。本当は眩しいくらいのものなんだよ、日常って。絶対に家族ってとてもとても眩しいものなんだよ。 だから、恥ずかしくても自分の家族にありがとうって言ってやってくれ。 暖かくてキラキラしててかけがえのないもの。 俺の中では永遠に生き続けるもの。 母さんありがとう。 …もうだめぽ。スクリーン半分涙で見えねぇよ。。。
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