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男が転移した先は王国の酒場のような建物の前だった。
ここはギルドといわれ、魔物の討伐や要人の護衛等の依頼を登録しているギルド員へ紹介し依頼をこなす斡旋業務を行っている。
男は建物の中へ入った。昼間だというのにギルド内は酒をあおる者や騒いでいる男達で溢れていた。
男は受付にて依頼完了の手続きを行うため声をかけた。
男「森の洞窟に巣くう魔族の討伐を終了した」
受付「分かりました。では報酬を振り込みますのでギルドカードをお願いします。」
男はカードを受付に渡した。
受付「えっXXXランク⁉あなたが漆黒の処刑人様⁉……」
男「…あぁ。」
受付は放心していた。それもそのはず最高ランクXXXのギルド員は世界に4人しかいないのだ。そのうちの一人が目の前にいるのだから。
男「早くしてくれないか?」
受付「はっ…あっ…申し訳ありません。手続きを行います。しばらくお待ちください。」
受付は慌てて手続きを行うため中に入っていった。
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