あいつと弁当

2/2
前へ
/11ページ
次へ
中学に入り早速友達ができた。 名前は伊沢建(イザワケン)。 野球部に入ったらしくボウズにしている。 建「翔一緒に昼飯食おうぜ!」 翔というのは僕の名前で 、フルネームは 谷口翔(タニグチショウ)という。 僕「いいよ。僕弁当なんだけど建は?」 建「オレも。じゃあここで食おうぜ。」 僕「うん。」 この昼飯の事件から僕は『こいつ見てると飽きないなぁ』と思い観察する事にした。 僕は建の弁当を見てフリーズした。 僕『はっ?!何だこれ…どうゆう弁当なんだ?』 建の弁当の中身は逆日の丸弁当のようになっていた。 真ん中が白いご飯で残り全面真っ赤っか。 僕『あれ?赤いの梅干しじゃないな… えっ?!イチゴ?!! おかずは?!』 建「今日はストロベリーセットか。」 僕「えっ?!何コレ建の家じゃ当たり前なの?! 何セットって?! コレに何も疑問ないの?!」 建「えっ?普通じゃね?」 僕「だって米少ないしおかずないじやん!!」 建「イチゴがご飯で米がおかずじゃん。 セットでコーヒーがついてくる。」 僕『ダメだコイツ!こんな痛い奴だったのか!!』 建はこのハンパない弁当をしっかりたいらげていた…。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

133人が本棚に入れています
本棚に追加