とりあえずのプロローグ

2/2
前へ
/60ページ
次へ
生来、俺こと八重坂 海大(ヤエサカ アマタ)には女運とやらが皆無のようだった。 でなければ、今までに知り会った女性が全員が、俗に 『ヤンデレ』 と呼ばれる系統の人間である説明がつかないだろう。 朝起きたら添い寝をしていたり。 多重人格であったり。 ハサミ振り回して来たり。 惑星外電波をゆんゆん受信してたり。 風呂を覗いてきたり。 そんな人間である説明が。 今まで、そんな人に追い回されてきた悪夢のような日々。 …それは、これからも続くのだろうか。 流石に……それは奇怪すぎやしないか? …なぁ?あんたもそう思わない?
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1471人が本棚に入れています
本棚に追加