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「いくつの時?場所は?雰囲気に流されたん?どんな感じやった?デートする度キスした?」
「ストップストップ!?」
「なぁ。教えてぇやぁ。」
「まさかの質問攻めで、流石に動揺した。」
さゆり顔が真っ赤になってた。
本当に動揺したらしく、殆ど溶けてしまったアイスをぐりぐりしながら口に運んでた。
そして、そのまま無言でクレープを食べきってしまった。
私はその横で、とりあえず自分のクレープを食べながら、さゆりの様子を確かめていた。
「えっと・・・」
やっと口を開いたさゆりやったけど、有り得ん位に頬が紅潮してた。
乙女や!乙女なさゆりや!!!
「中3・・・付き合って一ヶ月目の記念日・・・。ま、その・・・雰囲気に流されてかな。」
もの凄い目が泳いでるさゆりが面白い。
絶対私と目を合わそうとしてこない。
「どんな気持ちやった?嬉しかった?」
「そりゃ、当時は好きやったからなぁ。」
「ドキドキした?そん時何か言われた?」
「頼むし勘弁してー!!ドキドキはした!!何言われたかは覚えてへん。デートのたびにはしてた様な気もするけど、覚えてへん!もういい?」
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