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久し振りにデートをしてから2日後。
部活の為に朝から学校に行く準備をして家を出た。
私が部室に着くと、もぅすでにウッチン以外は来ていた。
「おはよー。早いなー。」
何気なく挨拶した私を、全員が挨拶の後二度見した。
「ササササクラ!?何があったん!?失恋したん!?」
「先日、そう言えば新兄別の女と一緒でしたよっ!?やっぱり遊びだったんですわーー!!可哀想なお姉様ぁぁ!!」
「サクラ先輩・・・」
「サクラ先輩・・・。」
皆の動揺振りにかなり私も驚いたが、「あぁ、うちの髪の毛の事か」とすぐに思い直した。
「ちゃうねん、これはな・・・ちょっと訳アリで。いわば、不慮の事故です。」
「不慮の事故?」
「そう。」
話せば長くなる話をして、皆に納得して貰った。
「あー、良かった。ホンマにサクラと新藤さん、別れたんかと思った。」
「別れてもいいですけどぉ。そしたら、お姉様には、わ・た・しが居ますか・ら❤」
「私」を凄い強調された。
うん。
とても、田中っちらしい反応でした。
「ハハ・・・。あ・・・有難う。」
ちょっと苦笑いしながら、お礼を言っておいた。
彼女なりに心配してくれたんやろうな、と思って。
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