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「あーそっかそっかー。長い間姿見せへんかったから、今朝会った時、新藤さんは部室に来るって思わへんかったんやー・・・」
と、ウッチンも一人で納得。
さゆりと私は苦笑い。
今やから笑えるんやけど。
「そう言えば、新兄、心境の変化ありまして?」
「は?」
「私が、お姉様に引っ付いていても、お邪魔に入っていらっしゃらないから。」
「はん。もぅ私はそんな事で喚かん事にしたんじゃー。もうちょい、自分に余裕を持とうと決めたからなー。」
そう言う所は、少しみやを見習おうと思って・・・とさゆりは私に笑いかけた。
「あれあれ。この夏休みになんかあったのかい?」
「りっちゃん、口調変。」
何か、近所のおばちゃん風に問うてきたよ、律子さん。
「人生、山あり谷あり、崖あり溝ありやからね。色々あった。けど、もぅ解決したからいいねん」
「はれー。サクラが一回り成長したように感じるよー。私のサクラが遠ざかったよー」
私のサクラ?(笑)。
成長、出来たかな。
ちょっとは、りっちゃんに頼らんでもいいようになれたかな?
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