1203人が本棚に入れています
本棚に追加
「原稿にそろそろ戻ろうかね・・・」
「そっすね、部長。」
そして、後は黙々と集中。
お昼ご飯中も他愛ない話で談笑して、昼からも黙々・・・。
「はー・・・3時や。」
「今日は早目に上がろうかー」
「せやなぁ・・・」
また3年生の勝手な判断で部活終了。
帰る準備を整えて、又明日。
さゆりは、帰ってからやっぱり電話してきた。
電話の切り際、明日も行くしと言い残してプチっと切った。
「うーん・・・一方的な電話は進歩してへんなぁ。いっつもうちの返事を待たずに切る。」
そして、二日目。
この日は、特に談笑も少なく、出だし順調で、皆の気持ちが原稿に乗っていた。
放置されてても、さゆりは文句一つ言わずゴロゴロしてた。
「無料配布の方の原稿、先にコピー行くー?」
「明日編集してコピー行けるようにしよかー。」
「やんなー・・・。」
「どうするー?200刷る?」
「・・・誰が作るんですか!?」
「あたいらよー。」
原稿しながらそんな会話してたけど、ビックリして顔上げた。
「去年より・・・部員一人しか増えてへんねんけど・・・」
「・・・そうやなぁ(笑)。」
それに、去年はさゆりパワーで無くなったけど・・・。
最初のコメントを投稿しよう!