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さて、3日目。
結局、昨日進まなかった原稿が押して、無料配布用の編集まで辿り着けず延期。
兎に角、今年最後って事もあるので、3年生は一応気合いが入っていた。
「先輩達がいなくなる事が、想像出来ないんですけど・・・。」
「うちらもそうやったわ。3年の先輩が引退って・・・ホンマに?って感じやった。」
「やんなぁ・・・。まぁうちの部は結構引退ーって感じないし、ギリギリまでダラダラくるけどな。」
「りっちゃんが来た時まだ先輩いはったもんなぁ。」
「いはった。3学期入ってからあみだしはったやん。」
私らの唯一の先輩達やった部長さんはかなりノホホン型で、副部長さんはパキパキ型で、かなり素敵な連係プレー振りを発揮してくれていた。
「なんとかなるよーって、進路までギリギリやったもんな、あの部長さん。」
「そうそう(笑)。」
就職するんか!?
進学するんか!?
って、進路の先生が焦って先輩を呼び出してた当時を思い出した。
職員室から一通の封筒を手に戻ってきた先輩は「今ならココ行けるとかー」ってまだ他人事のような様子で封筒の中身を覗いてた。
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