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「陽ちゃんのいい所ですよね。」
ニコッと笑って信恵が言う。
まるで自分は違うと言わんばかりに。
でも、信恵。
うちらにとったら、信恵もマイマイも・・・同じ位今でもキラキラ輝いてるねんで。
私がそんな事を思ってると、バッチリさゆりが声に出していた。
「いやいや。信恵ちゃんもあんな感じ。」
「え!?そ、そ、そうですか!?」
「私から見たら一緒やで君らは。」
さゆりの素直さにも賞賛するけどな、私は。
さて、到着した第一陣のコピーの束を折りにかかりますかな!!
本当に単純作業で、途中で嫌になるんやけど、やらな終わらんから、ひたすら無心で折るしかない。
「一人多いだけで大分違うなぁ。」
「刷った数倍やけど、さゆりも信恵も二年目と経験積んでくれてるから、手際が良くなってる分、仕事がはかどる。」
「やった。私ちゃんと役に立ってるねんや!」
「ちょーー大助かり。」
こんな事してるさゆりを見るのはちょっと変な感じするけど(笑)。
しかも、結構真面目に頑張ってくれるし。
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