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硬く強く約束する事は出来ひんけど、さゆりの気持ちに応えたかった。
やから思いを声には出さず、私は笑顔を返す事で、返事に変えた。
「そうやんな。最近の女性は独立する事目標に、非婚の人も多いし。一生独身通そうと思ったら、財力はいるもんなぁ・・・。」
「おー。部長さん、分かってるねぇ。」
そういう、ウッチンは専門学校進学を希望しているのだ。
勿論、今の趣味を活かせる専門学校に。
皆、卒業したらバラバラ。
2学期が始まると、就職試験と行事に追われて時間が早く過ぎてしまう。
3年の3学期は登校日数が殆ど無い。
「悔いのない学校生活やったって言えるように2学期からは毎日楽しく有意義に過ごそー!」
「「おー!!」」
何故か一年生の田中っちまで一緒に返事した。
君の高校生活はこれからやろうに。
こんな決意を固めた所で、今日の部活はお開き。
家に帰って、とりあえずは宿題のプリントを広げてみた。
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