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『で?宿題出来たん?みや』
「ハハハハ!!あんた誰に言ってると思ってんの?出来てる訳無いやん!!うわーー!!どーしよーー!!」
『威張る所間違えたな、お前』
和歌山に行ったっきりのさゆりから、毎日約一時間のラブコール。
今日の話題は宿題の事になった。
『みやも毎日そっちでバイトしてんねやろ?』
「うん。毎年お世話になってる知り合いの所でな。」
『で、そっちに夢中になりすぎて・・・』
「宿題がおろそかになりましたぁーー。で、でも、まだギリ一週間あるべ!!」
しかし、さゆりには、今の状態やと寝て起きたら一週間やなって笑われた。
「そんな事言うって事は、さゆりはさぞかしお進みの事で!」
『それこそお前は、誰に質問してると思ってんねん。』
「・・・・・・同志か?」
『みやたーん。助けてー』
「うわぁーい。アホー❤」
これぞ、ほんまのバカップル。
「宿題合宿しよっかぁ。っても、さゆり進路相談やなぁ。」
『一日で済ます!!マジ合宿する?』
「それは嘘やけど。ちょっと律子博士に頼み込もうかと。」
『上手くいったら私も混ぜて』
「ラジャー。」
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