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姉さんはそんなに元気が無いでおます。
もぅ暑くて暑くて・・・。
「クーラー効いてる所ー早く行きたいーーあづいー。」
「きっと水族館は涼しい!」
「そ・・・そうね。それを信じて歩くわ・・・」
弟に励まされながら、何とか到着。
久し振りに来たこの水族館。
子供の頃、1回親と来たけど、途中で飽きてつまんなかった記憶しかない。
入場料を確かめて、窓口でチケットを購入。
「大人一枚と、子供一枚お願いします。」
チラッと私の顔を見たお姉さんが、何か言いたげだった。
「えと・・・何か?」
「中学生も子供料金でいけますよ?」
「!?」
中学生違う!!!!!
立派に17歳!!には見えませんが。
「あ、そうですか。じゃあ子供二枚で。」
安く済んだ。
童顔万歳。
「みやちゃんは中学生違うのにな。」
「そうやな。あのお姉さんは何を言ってるんかな。」
そして入館。
「うほーー!!!」
テンションアップで繋いでた手をパッと離し、走り出そうとする弟。「待て!!」の一声で止まった。
「何?」
「走るダメ。」
「あかんの?」
「あかんの。」
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