終わる夏休みとお祭

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更に『小学生じゃなくて良かったなぁ』って笑いながら言われた。 「失礼やなぁ。うちそんな子供子供してへんもん。」 『してるしてる。みやはほんまにあどけない。』 「ムカッ!!」 『可愛くて大好き。愛してるよー、みやちゃん。』 あぁもぅ!電話の向こうでどんな顔してそんな台詞吐いてんだ、さゆりー!! 一瞬言葉を失うわ。 嬉しいねんけど、やっぱ何処となく照れが残る。 『早く会いたいなぁ。』 「あんた明日学校やん。進路相談。」 『うん。まあな。おー、変わらず淡白な台詞を有難うよー。』 「うち、一足お先に律子博士んとこ行って来る。」 『抜け駆けか!?』 「何とでもお言い!!」 『絶対明日中に進路決定してこよー。』 「大事な進路ですよ。ごゆっくりどうぞ。」 でも、もうほぼ確定やから、先生に話を通すだけなんだとか。 「もしかして、経短?」 『ピンポン。』 「ふーん。」 経短・・・うちの学校の姉妹校に当たる短大。 今通ってる高校に通って、なおかつ姉妹校の短大に進学すると、書類のみで上がれる事になっていた。
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