1203人が本棚に入れています
本棚に追加
更に『小学生じゃなくて良かったなぁ』って笑いながら言われた。
「失礼やなぁ。うちそんな子供子供してへんもん。」
『してるしてる。みやはほんまにあどけない。』
「ムカッ!!」
『可愛くて大好き。愛してるよー、みやちゃん。』
あぁもぅ!電話の向こうでどんな顔してそんな台詞吐いてんだ、さゆりー!!
一瞬言葉を失うわ。
嬉しいねんけど、やっぱ何処となく照れが残る。
『早く会いたいなぁ。』
「あんた明日学校やん。進路相談。」
『うん。まあな。おー、変わらず淡白な台詞を有難うよー。』
「うち、一足お先に律子博士んとこ行って来る。」
『抜け駆けか!?』
「何とでもお言い!!」
『絶対明日中に進路決定してこよー。』
「大事な進路ですよ。ごゆっくりどうぞ。」
でも、もうほぼ確定やから、先生に話を通すだけなんだとか。
「もしかして、経短?」
『ピンポン。』
「ふーん。」
経短・・・うちの学校の姉妹校に当たる短大。
今通ってる高校に通って、なおかつ姉妹校の短大に進学すると、書類のみで上がれる事になっていた。
最初のコメントを投稿しよう!