終わる夏休みとお祭

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「でも、人数制限とか成績とか・・・色々なんか条件あるんちゃうん?」 『クリアしてるもーん。もぅ何回か進路の先生と話してるし』 「えらいな。もしかして、何気にさゆり、頭いいんじゃ・・・」 『な訳あるかー。1学期の席次知りたい?』 「ちょっと・・・」 『40人中、20位ですよ。ど真ん中。』 「へー。良くもなく悪くもなくって感じやな。」 私は、やっぱり両手で足りる順位でした。 何の努力もしてへんねんけどなぁ。 「じゃあ、明日一日我慢してー、次の日会おうな。」 『分かった。』 電話を切った頃に、勢いよく弟登場。 「誰と電話してたん?」 「君の大ー好きな人。」 「・・・さゆり?」 「好きなん?」 「好きやで。」 「お姉も好きや。」 「さゆり、明日来るん?」 「明日は来ない。」 「明日お祭りやで?」 「・・・」 お祭りか。 明日か。 「呼ぼうか。」 早速メール・・・送信。 即行受信。 二文字[行く]。 一体何時に来るつもりしとるんや。 まぁ、夕方までは学校に行ってるやろうから、18時頃かな。
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