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「てか、サクラ。世界史の課題は図書室行かな。」
「・・・やんなー。今年もりっちゃんは巻物?」
「巻物なんか作ってへんよー。レポート用紙20枚位かなん。」
「ぎぇぇ!?」
凄すぎる。
それをサラッと笑顔で言えるりっちゃんが素晴らしい。
「明日から、ほんまに新藤さんも来るん?」
「さー?進路決定したらーって事やけど。」
「あー。やんなー。」
「やでー。決まったかどうか今日聞いとくな。」
「うん。毎日電話してんの?」
「してる。」
「やーん。ラブラブーー💕」
私にもその幸せを分けてーってりっちゃんは言った。
「でもな・・・りっちゃん・・・今やから言えるけど・・・うちらちょっと前まで・・・」
と、簡単にあった事を話してみたら、りっちゃん驚愕してた。
「な・・・な・・・わ・・・わた・・・私の知らん所で!?だいどんでんがえーーし!!やんかぁぁ!!メモ用紙!!」
目の中に炎が燃え上がってる。
メモってどうする(笑)。
「仲直りの後はやっぱチュウしたよね。」
「えぇ!?何でそんな事まで聞くんよ!?必要あるそれ。」
「大有り。」
「・・・えと。」
「した。と。」
私の表情を見て判断された。
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