future

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「ふーん…なんか今日の亮、おしゃべりだね」 「そんなこと言うて、咲にはなんか思い出無いんか?小学校。」 「うーん…あ!そうだ!!あのね、ブランコあるやん?」 そう言って私はブランコに向かって駆け出す。 「これー!!覚えてない? 2人で隣同士になったら両思いになれるっていうやつー!!!」 「なんじゃそりゃ;」 呆れ顔をしながら亮はブランコに歩いてくる。 「知らない?女子の間では流行ってたのになぁ; あのね、あの頃休み時間ってみんなブランコしてたやん? それであの頃って女子と男子って対立してたりしたやん(苦笑) ほんで右側を女子が使って、 左側を男子が使う!って決まり事があったんやけど…」 「ふーん…」 と、私の話を聞きながらも興味無さそうに 左側のブランコで亮は立ちこぎを始めた。
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