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とある平日の昼下がり。
街は人で溢れている。
忙しく携帯で話すサラリーマン。
楽しげにおしゃべりをするママ達。
ティッシュを配るアルバイト。
そんな人達を鏡ごしに見つめる私。
しかし、すぐにすべてが無くなった。
ウィーン。
機械音と共に何とも言えない独特の嗅ぎなれた臭いが鼻をくすぐる。
『いらっしゃいやせー。』
私がそのまま一歩中へ踏み込むと忙しくUFOキャッチャーにぬいぐるみを詰め込んでいる人が声をかけてきた。
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