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怖い話というか、意味不明なんですが、
自分にとっては洒落にならないことがありそうなので。
中学時代、怪談ゲームを通して怪談話が好きになり、
よく自分に構ってくれる母方従兄弟に怪談をせびってました。
従兄弟は新しいもの好きで、
ロンゲメッシュと当時では珍しい格好、
友達も多く色々な話を聞かせてくれました。
そんな従兄弟も就職し、
じいちゃんも祝いではしゃいでいました。
じいちゃんは真っ白で背中の真中くらいまで伸ばした髪の毛を後ろで縛るという変わったファッション(?)をしていたのを良く覚えています。
従兄弟が就職し、じいちゃんは釣り、
ばあちゃんは畑仕事、伯母さんは仕事、
従兄弟の姉は学校で、昼間誰もおらず遊びに行くことも減りました。
伯父はずっと前に火事で亡くなっていたそうです。
しばらくして、ポケベルを持つと従兄弟から連絡がありました。
「お前怪談好きだっただろ?爺が釣り仲間に聞いた話があるから今度聞かせてやるぞ」
そんな内容だった気がします。
しかしそれからすぐにじいちゃんが亡くなり、
聞く事をすっかり忘れてしまいました。
棺おけの中でじいちゃんは長かった髪の毛をすっかり無くし、坊主にしていました。
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