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嫌だ…。
嫌だ…、
嫌だ…!!!
何処に向かっているかは分からない。
ただ、さっきの男の子の言葉が頭を駆け巡る。
『空良の恋人の片桐 一樹です♪』
俺は、見たことない街並みのなかで立ち止まった。
―――恋人だと思っていたのは、俺だけだったんだ…。
涙が、溢れた。
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