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目が覚めると、とても不思議な世界にいまいた。
「ここは…どこだろう?ぁ…兎さんだ!待ってぇ~」 「人間!?うわぁ!」
言葉を話す兎をアリスは捕まえました。
「お喋りが出来るのね?丁度良かったわ!ここはどこなのか教えてくれないかな?」
アリスは兎を見つめる。
「ここがどこか知らない?そんじゃあ…出口まで案内しよう」
ボフンッ。アリスの顔くらいの大きさだった兎は男の子に変わった。
「わぁ!兎さんは人間にもなれるのね。…でも、耳だけは兎さんね」
アリスは頭の方を見る。
「!…僕の名前は、兎さんではなく、タイムだ!」
「じゃあ、タイム、なんで耳は消さないの?」
ズバッと本人が気にしている事を悪気もなく言う。
「二回も耳の話をするか…(怒)僕は未熟児で産まれて来て、更にこの国の王女に呪いをかけられているんだ」
タイムは微かに起こった。
「この国の王女様?王様ではないの?」
アリスは首を傾げる。
「あぁ…。お前は知らないよな。王は王女に毒を盛られたとか噂がある」
「つまり…王女様は王様を殺しちゃったの?」
「そうだ…。っ!お前…」 「私の事?私、アリス…きゃっ!?」
「アリス、僕から離れるなよ」
森は一瞬で嫌な気配に覆われた。
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