2*兎とアリスちゃん

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目が覚めると、とても不思議な世界にいまいた。 「ここは…どこだろう?ぁ…兎さんだ!待ってぇ~」 「人間!?うわぁ!」 言葉を話す兎をアリスは捕まえました。 「お喋りが出来るのね?丁度良かったわ!ここはどこなのか教えてくれないかな?」 アリスは兎を見つめる。 「ここがどこか知らない?そんじゃあ…出口まで案内しよう」 ボフンッ。アリスの顔くらいの大きさだった兎は男の子に変わった。 「わぁ!兎さんは人間にもなれるのね。…でも、耳だけは兎さんね」 アリスは頭の方を見る。 「!…僕の名前は、兎さんではなく、タイムだ!」 「じゃあ、タイム、なんで耳は消さないの?」 ズバッと本人が気にしている事を悪気もなく言う。 「二回も耳の話をするか…(怒)僕は未熟児で産まれて来て、更にこの国の王女に呪いをかけられているんだ」 タイムは微かに起こった。 「この国の王女様?王様ではないの?」 アリスは首を傾げる。 「あぁ…。お前は知らないよな。王は王女に毒を盛られたとか噂がある」 「つまり…王女様は王様を殺しちゃったの?」 「そうだ…。っ!お前…」 「私の事?私、アリス…きゃっ!?」 「アリス、僕から離れるなよ」 森は一瞬で嫌な気配に覆われた。
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