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私は、何も言わずに暫くかれの話を聞いてた。
「そうなんだ、いいね、お兄さんに教えてもらえて。」
「兄貴さぁ、めちゃ上手いんだよ。だからさぁ、付いていくのキツイんだよ。」
「神崎君だって、上手だと思うけど。」
「澪、言っただろ?声の事
音ずれてる話 ギター持つとホント狂っちゃうんだ。」
「いいんじゃない?
お兄さんはお兄さんだし 神崎君のは個性的だと思うよ。」
「兄貴を入れて五人ぐらいでバンド組んでるんだ。だから時々 兄貴の所に行ってる。」
訊いてもないのに 彼は断片的にお兄さんの話をした。
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