気になるあいつ

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「えッ? あいつってバスケ部だったっけ?」 私は一人つぶやいた。 そう、私の目に飛び込んできた男子生徒こそ神崎 槇。 クラスは違ってたし 久々に見る彼の姿だった。 「ナイス!!槇!!」 友達の声にVサインを出す彼。 寒いのに、彼の額の汗が遠くから光って見えた。 確か、卓球やってたはずなのに・・ でも 間違いなく神崎君だった。 へ~~、やるじゃん・・ 心の中でそんな事を思いながら つい足を止めて私は見入ってしまってた。
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