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○ランディゆき氏から
『今頭の中にあるシーンは「恩愛」の青年ふう君が、病床の件の男性に最後の一言を放つシーン。
これはビアズリー風の白黒で描きたいなあなんて思ってます✨』
と、いうミニメをくだすった後。本当に、イラストを頂戴してしまった!(TωT)ウレシー
『場面チョイスの決め手は、やはり劇的なあのシーンですね。
若き者がかつて自分を征服した老いた者(この場合は病で老化)から命を吸い取るようなシーンにさえ思えました。
或いは老いた者がかつて自分が蹂躙した若き者に命を譲るような。
他に想い人のある、複雑な経過はさておき、あたしは二者の不思議なせめぎ合いを描きたいと思いました。
それは醜悪なはねつける憎悪でもあり、熟しきった甘美な情愛の美しさでもあります。
そのような対立のシーンはまだまだもっと深く追求して描かなくてはならないと思いますが、カラリと晴れたドライなテイストも入れておかないと重くなるかと考え、描き込むのは少な目に留めました。』
挿し絵を描いてみたいと言われたとき。それも、《恩愛》で、と聞いたときは驚きました。
あれは描いて楽しい噺ではないですから。
でも。嬉しかった。本当に。
ランディさんは、漫画ではなく、“絵”を描かれる方なのです。
抽象的であったり観念論であったり、題材は様々ですが、その作品のいづれも“揺さぶられた感情の発露”が見えるのです。
そんな方から、絵を頂戴する……。
本当に感謝にかわる言葉はありません。
ランディさん、有り難う御座いましたm(_ _)m
※
原画は、小説表紙にリンク🎨してありますので、そちらへアクセス頂けると細部拡大して御覧になれます。
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