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時間がない
面接が始まってしまう
遅れれば不合格だろう
N氏は路地に入った
「ぅうっ」
N氏は声のする方を見た
そこには倒れているおばあさんの姿があった
薄暗く、人通りの少ない路地
面接会場まであと少し
N氏は辺りを見回す
誰もいない
携帯を開くN氏
時刻が目に入る
「ごめんなさい」
N氏は面接会場へと走った
2分の遅刻
半分諦めモードで面接官のいる部屋に入った
「遅れてすいませんでしたっ」
「おめでとう 合格だ
死にかけのおばあさんを無視できる心があれば
マスコミとしてこれから先
良心を捨てて人々の心に土足で踏み込んでいけるでしょう」
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