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タクミ「投げろったって、受けてくれるキャッチャーが……」
少女「キャッチャーが居れば良いのね?」
巧の言葉を遮り結論を出した。
少女は腰に手を当て自慢気に巧を見る。
タクミ「……あてがいるのかよ?」
少女「もちろん!…で、いいの!?ダメなの!?」
―――こいつ、俺の球をなんだと思ってんだ
簡単なモノじゃないと巧は少しムッと眉間に皺を寄せた。
だが少女の話の流れから、巧の球を侮っている感じはない。
寧ろ過信していると言っても良いほどに輝いていた。
―――……キャッチャーを座らせての投球練習ができるなら…
タクミ「いいよ」
―――悪くない
少女「本当に!?本当に投げてくれる!?」
タクミ「投げてやるよ」
少女はより一層目を輝かせながら食いつく。
自分で言っておきながら、混乱しているようでもあった。
少女「じゃあ明日行くね!朝10時頃!」
なんで家知って……はじいちゃんのこと知ってるからか…
タクミ「朝は引っ越しの荷物が…」
少女「手伝ってあげる!」
いや、さすがにそれはマズイだろ!!
少女「キャッチャー連れて♪」
―――よしっ。
(Σ良いのか巧!?)
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