ありえない荷物
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凍りつく空気。 誰もが無言になる。 「どうしたー?」 何も知らない同僚が、こっちへ向かって来た。 同僚は箱の中を覗き 「信じられん」 ポツリと言った。 それを合図に、皆蜘蛛の子を散らすように 「配達行かなきゃ」 などと言いつつ、皆逃げて行く。 私も忙しいふりをしながら、後に続く。 残された主任は、とても小さく見えた。
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