珍道中

4/9
前へ
/561ページ
次へ
「眠たくなったら、起こしてくれ」 そう彼は言い放ち、座席の後ろの寝台へ潜り込んで行った。 …退屈だ。 所長が寝てるから、ラジオすら聞けない。 早くも連れて来た事を、後悔する。 2号線をひたすら走っていると、うっすら空が明るくなりだした。
/561ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3501人が本棚に入れています
本棚に追加