二話 違和感

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一体何の話をしているのだろうか…… そう思いつつ、言われるがままに一階のBarに降りるしか術のない二人。 まったくお気楽なのはトモヨである。 タダカラオケ、タダ酒、タダ飯を大いに満喫しようとしているのか、違和感に気付かない馬鹿なのか、一人ウキウキしながらBarでは同僚にあたるスタッフと楽しげに会話をしている。 「また付き合わされてんの?チーフも大変っすね」 そんな事を言われながら、一時のカクテルタイムへ突入。 時間にして約30分位した頃、Barの電話が静かに鳴った。 「チーフ……ママから……」
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