月と狼と青年と鳥

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その日の夜は満月だった ヒュン! 「zzz…」 ヒュン!ザッサラサラ 『お前の望みを言え、何でも叶えてやる、お前が払う代償はただ一つ』 だが、取り憑かれた青年は答えなかった 「zzz…」 『おい、聞いているのか?お前の望みを…』 怪物が言おうとしたとき青年から声がした 『そんなの無駄だぜ?』 そう言って青年がスクっと立ち上がったが何処か雰囲気が違った、髪に茶色のメッシユ、目も茶色の青年が立っていた それに気付いた怪物は 『貴様何者だ?』 怪物は青年に聞いた 『俺か?俺はコイツに付いているアンタと同じイマジンさ!』 青年が答えると、怪物は少し驚いたように 『何!?既に取り憑かれていたのか!?』 『まぁ、そうなんだけと立ち話もなんだからさ、そろそろ着く頃だろうし?』 青年が言ったその直後、空から列車が降りて来た列車は青年の前に止まり扉を開けた。 『乗りな!美味しい珈琲でもだすぜ♪』 しかし、怪物は乗ろうとしなかった 『…貴様、噂に聞く電王か?』 『電王?なんだそれ?まぁ、コイツ変身は出来るけど、俺らはそういうの興味ねぇだ!』 そう言って青年は列車に乗るが、怪物は突っ立て居た
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