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そんな橋本は、私に向かい「店を辞めて下さいよ。僕と一緒に仕事しましょう。」と誘っていました。
私は橋本の考えている事が大体の所を、理解しました。
私は考えて水口に尋ねました。
「水口さん、私にゴトの事を正直に教えてくれる?」
水口は私に向かい
「絶対に裏切りませんから、力を貸して下さい。」
と、頭を下げました。
私は心を決めました。
パチンコ店の店員が、この業界でどんな事が出来るのか?
自分の頭だけで生きて行くのも有りかな?
などと思って、水口の話に乗る事にしました。
水口は私に礼を述べて、橋本と今後の事を打ち合わせて帰りました。
私と橋本は喫茶店に残り、話し合いました。
私は橋本に自分の考えている事を正直に話ました。
いつか自分なりに、この業界で生きて行く事を。
今思い返すと、本当はあまり考えてなかったかも知れないですが。
ほとんど思い付きで、橋本に自分の考えている事を話をして、私は自分の考えをまとめていました。
橋本は真剣に話を聞いてくれました。
そして最後に
「店を辞めて下さいよ。」と言いました。
その日の夜、橋本と一緒に働く自分を想像していました。
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