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すると、谷が部長と一緒に現れました。
『どーも』と谷は私に声をかけてきました。
部長は緊張した様子で、私に声をかけて来ました。
『警察は大丈夫だったか?』
何も知らない私は
『ハイ、いつもの通りでしたよ。』と答えました。
『そうか。良かった』
部長は心底ホッとして谷を振り返りました。
『心配しないで、大丈夫ですよ部長。』
谷が笑いながら言いました。
『じゃあ谷さん、こいつに機械の説明をお願いします。』と部長は私に指差しました。
部長は私に向かって
『谷さんから説明を聞いてくれ。』
と、少し目を逸らし気味に言い、立ち去りました。
谷は私に向かって、皮肉な笑みを向けて言いました。『部長は責任を全部、副店長に被せる気ですね。』
と言いました。
私は初めて自分が部長に嵌められた事に気が付き、思わず吹き出しました。
『副店長は根性が座ってますね。』と谷は私を見直す様に誉めました。
『部長みたいな人が多いんですから。』と呆れ果てた様子で谷は私に話だした。
私は谷から、パチンコ屋の裏事情を色々と教えてくれました。
この続きは次章にて
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