…覚めない夢…

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そう言って笑う祐樹。 笑った時に見える八重歯が凄く可愛いなって思った。 帰りの支度を終えて店から出ると、空には沢山の星が出ていた。 『琴音ちゃん!』 後ろから名前を呼ばれてはっとする。 (暗くてよく見えない…) 『今帰り?』 その声は私の前まで近づいてきた。 『えっ!?祐樹サン…?』 『俺も今終わったんだ☆一緒に帰ろう☆』 ドキッ… 笑った顔をみた時に一瞬だけ胸がキュンとした…。 『あっ、はい☆今日はお疲れ様でした。』 慌てて、私は頭を下げた。
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