☆第一章☆

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俺はいつもように足元で丸くなって寝ているシャミセンと熟睡していたが、まぁ言わなくてもわかるだろう…そう小学五年生で十一才とはあまり見えない妹が変な歌を歌いながら階段を上がってきて俺の部屋に入ってきた。ドアが開いた瞬間、シャミセンがビクッと顔を上げた(殺気を感じた)そして……妹は俺に飛びかかってきた。  妹「キョンくんー起きてー起きてよー遅刻するよ、えぃ、えぃ、起きろー」 妹はおもいっきり乗っかってきて飛び跳ねてる…お、重い、苦しいと思っている間にベッドから叩き落とされた。これで完全に目が覚めた、シャミセンも無理やり起こされ、妹の腕の中でもがいている、何だかかわいそうである。 妹「お母さんが朝ごはんできたから早く食べなさいだって、シャミも朝ごはんだよ、さぁ行こうねシャミー」 キョン「ああ、わかったから早く行け」 朝からハイテンションで俺のとこに来て、殺人ジャンプをきめてくるがもう何回もやられてるせいか慣れてしまったな、まぁ他の奴だったら、気絶もんだろとそんなこと言っている時間はない、マジで遅刻する。急いで着替えて、朝めしを腹の中に押し詰め、玄関を出た。
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