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そして、俺と谷口はチャイムが鳴る前に教室にたどり着くことができた。助かったと思わせるような溜息をして、自分の席に着いた。いちよ後ろの席の奴に挨拶でもしとくか。
キョン「よう、ハルヒ」
ハルヒ「何よ、なんか用」
キョン「別に用はないが…」
団長殿は、今日は機嫌が悪いようである。ずっと何もない青い空間を眺めている、何かまた良からぬことを考えているのか、お前が何か考えごとをしていると灰色の空間が表れ、巨人が出てきて暴れだし、古泉のアルバイトが増えるんだから少しはきをつかえ!
ハルヒ「あっそ、だったら話かけないで」
キョン「ああ……」
はぁ、また何か起きるのかと俺は察知した。もう、過去に戻ったり、少し先の未来から朝比奈さんがくるとかはこりごりだぜ。それと長門以外の宇宙人が俺の命を奪いにやって来るのもなしで頼む。
授業中そんなことを考えつつ、ひたすらノートをとっていた。そして6限目が終わり、部室に向うことにした。本来は文芸部の部室だったがもう完全にSOS団のアジトになっている。まぁ、さておき教室を出た。
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