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入ると、そこには誰もいなかった。いつもならたいてい一番乗りでちょこんと椅子に座って、分厚い本を読んでいるお人形さんがいないのは珍しい、掃除当番なのだろうか、でもあいつが掃除してるなんて想像できん、是非とも見てみたいものだな。
俺は鞄を長机に置き、指定席についた。そして、ハルヒも団長席についた…俺はなぜだかわからんが気になってしまう、昔の俺だったらこんなに気に掛かることはなかったが、今の俺は気になるではなく、心配に近いな、まぁ、とにかく話でも聞いてやるか。
キョン「おい、ハルヒ!何かあったのか」
ハルヒ「別になんでもないわよ!」
キョン「ウソだろ、隠してないで言ってみろよ、すっきりするぞ!」
ハルヒ「何であんたなんかに相談しないといけないのよ、団員その1のくせに生意気よ!」
キョン「ハルヒ、今日のお前は少し変だ、どうしちまったんだ」
ハルヒ「うるさい、うるさい、あんたなんかに関係ないでしょ!」
そして、怒ったハルヒは俺に強烈なドロップキックをしてきた。
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