夢への道のり

6/88
前へ
/88ページ
次へ
斎の夢は、有名プロダクションに行った後そこで自分を磨き、自分のプロダクションを作ること。 紗江は、有名プロダクションの声優養成所に入り、プロダクションに入ること。 そのあと声優を中心に、歌やラジオなどをやれるようになること。 彩穂は有名プロダクションに入って、声優として、デビューをし、それを死ぬまでつづけたいということ。 3人は、自分の夢を叶えるために、がんばろう!と言って、カラオケを出た。 そして、学校の前に戻ってきて3人は分かれた。 また明日、あの学校で、夢のために努力をする日々が訪れると、疑いもしていなかった。 次の日、学校は何の予告もせずにつぶれた。 学生寮も使えなくなり、部屋を探さなければならない人が出ていた。 学校内には、たくさんの生徒が訪れ、学費を返せと抗議をしていた。 昨日までに次の分の学費を納めなくてはならなくて、頑張ってバイトでお金をためた生徒、両親が親戚に頭を下げてまで出してくれた生徒もいた。 もちろん学校は、私たちにはお金がないので返すことはできません。みたいなことを言って、取り合ってくれることもなく、ほとんどの生徒はがっくり来ていた。
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加