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私の中国に対する印象は、ユン・チアンの書いたノンフィクション小説「ワイルド・スワン」の影響を色濃くうけたため、憎むべき独裁国家という感じでした。
「ワイルド・スワン」は、第二次世界大戦前から文化大革命期までの中国を、作者一家の実話をもとに描いた小説で、近代中国を知るうえで非常に非常に面白い本です。
おばば一家が味わった悲惨で生々しいリンチの話や、毛沢東の政策ミス、批判、中国国民の醜い体質など、これでもかとリアルに描いてます。
世界中で翻訳され、大ベストセラーとなっていますが、あまりに中国の実態を赤裸々に描いているため、中国では発禁となっています。
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