7⃣1⃣0⃣

ひばり屋

ひばり屋が促した方を見るとベンツが止まっていた｡

ベンツに乗ろうとすると､太ったオヤジがボクに近づいて来て囁いた｡

｢いいか…
肝に命じとけ｡
何があってもひばり屋だけには逆らうんじゃねぇぞ｣

｢……｣

ボクは黙って頷き､ベンツに乗った｡

｢余計なこと吹き込んじゃいないだろうね?｣

ひばり屋が鋭い声で太ったオヤジを嗜めた｡

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