第1話 Begin

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「えーだったら数は揃ってるんだし、私達一人一人にボディーガードとして付き添ってもらおうかしら」 ブルドックあけみがとんでもない提案を出した。 「あ、それ良いわね」 「しほもそう思う」 最悪な事に残りの二人もノリノリだ。 三人の男の間に緊張の稲妻が走る。 正にジョーカーご指名のババ抜き状態だからだ。 「まずーじゃあ私は彼かしら」 運命のあけみの太い指が一人の子羊を指差した。  
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